FX初心者が最初に学ぶべき高値・安値の見方|相場の流れを読む基本
FX初心者が最初に学ぶべき高値・安値の見方|相場の流れを読む基本
このシリーズでは「チャートの見方 基礎の基礎」をテーマに、FX初心者が最初に身につけるべき土台を解説しています。
第2回は「高値・安値の見方」です。ローソク足と並んで、相場分析の出発点となる重要なテーマです。
なぜ「高値・安値」が大切なのか?
チャートを見るとき、多くの初心者はローソク足の形やインジケーターに目を奪われがちです。
しかし、実際に相場を動かしているのは「高値」と「安値」の更新です。
- 高値更新 → 買いが強い、上昇トレンド継続の可能性
- 安値更新 → 売りが強い、下降トレンド継続の可能性
- 高値も安値も更新しない → レンジ(持ち合い)
つまり、高値と安値を追うことは、「相場が今どちらを向いているか」を理解する基礎なのです。
初心者がやりがちな失敗
「高値・安値を見ているつもり」で、実は誤解してしまうケースも多いです。例えば…
- 直近だけを見て判断してしまう:
5分足で高値更新しているように見えても、日足では下降トレンド真っ只中…というケースはよくあります。 - “一時的なヒゲ”を高値だと思い込む:
実際にはローソク足の終値で判断するべきなのに、ヒゲだけを見て勘違いしてしまう。 - 更新の定義があいまい:
「ちょっと超えたから更新」と決めつけると、ダマシに引っかかりやすくなります。
こうした誤解の多くは、高値・安値の「基準」を自分の中に持っていないことから生まれます。
実際の失敗談から学ぶ
例えば、初心者のAさんのケース。
5分足チャートで「直近高値を超えた!」と思って飛び乗ったら、日足では明確な下降トレンド。結局すぐに反転して大きな損失になったそうです。
Aさんが見落としていたのは、上位足の流れでした。
逆に、日足で高値を切り上げている流れに合わせて押し目買いをしたBさんは、多少のノイズに惑わされず利益を伸ばすことができたのです。
この違いは、「どの時間足の高値・安値を見るか」を明確にしていたかどうかにあります。
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高値・安値を見るときの3つの基本ルール
- 時間足の優先順位を決める
まずは日足や4時間足といった「上位足」を基準にし、その流れに沿って下位足を見ること。 - 終値ベースで判断する
一時的なヒゲではなく、終値で明確に超えたかどうかを見る。これで「ダマシ」を減らせます。 - 更新の幅を意識する
数pipsの更新ではなく、ある程度の幅を持った更新かどうかを確認する。相場の強さを見極める材料になります。
練習方法|高値・安値を正しく読むトレーニング
初心者でもすぐにできる練習法を紹介します。
- 過去チャートをスクショして印をつける
高値・安値に丸をつけ、どこで更新したのかを目で追う。 - 「高値切り上げ」「安値切り下げ」と声に出す
実際に声に出して確認することで、体感的に覚えられます。 - 上位足と下位足をセットで確認する
日足で上昇トレンドなら、5分足の「安値切り下げ」は押し目かもしれない…と文脈をつなげて見る。
この練習を繰り返すだけで、チャートを見る目が確実に変わります。
まとめ|高値・安値を制する者が相場を制する
- 高値・安値は相場の方向を示すもっとも基本的なサイン
- 直近だけでなく、必ず上位足とセットで判断する
- 練習を通じて「基準」を作れば、ダマシに惑わされにくくなる
ローソク足が「相場の言語」なら、高値・安値は「相場の骨格」です。
この基礎を正しく理解すれば、FX初心者でもブレない土台を作ることができます。
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