FX初心者が覚えるべきトレンド転換の見抜き方|GMMAで“終わりのサイン”を読み取る方法
FX初心者が覚えるべきトレンド転換の見抜き方|GMMAで“終わりのサイン”を読み取る方法
前回(第15回)は、押し目・戻りの「成功パターンと失敗パターン」を解説しました。
それを理解すれば、次に身につけるべきは、
「トレンドが終わるサイン」 をGMMAで読み解くことです。
トレンドは永遠に続きません。
その“終わりの瞬間”を察知できるかどうかで、
初心者は大きく成長します。
今回はその判断基準を、GMMAの動きから丁寧に整理します。
■ GMMAは「勢いの強弱」を最速で教えてくれる
トレンド転換の兆候を最も早く教えてくれるのがGMMAです。
特に次の3つが重要になります。
- 短期GMMAの勢いが弱まる
- 長期GMMAが横ばいになる
- 短期GMMAが長期GMMAに深く入り込む
この3つが揃うと、すでに市場は「調整 → 転換」の流れに入りつつあります。
■ トレンドの“終わりのサイン”が出る典型パターン
トレンド終了の兆しには、以下のような動きが現れます。
- 短期GMMAが大きく広がらなくなる(勢いの鈍化)
- 山・谷が浅くなる(買い/売りが弱い)
- 節目で跳ね返される頻度が増える
- ローソク足が長期GMMAに絡みつく時間が増える
これは、押し目・戻りが成立しなくなるサインです。
第15回で扱った「成功パターン」と比較すると違いが明確になります。
■ 逆に「まだトレンド継続」のサインは何か?
転換と誤解しやすい場面も多いため、
継続している時の特徴も確認しておきましょう。
- 短期GMMAが再び収縮 → 拡散する
- 長期GMMAがしっかり傾いたまま
- 節目で反発している(強い押し目)
- ロウソク足が長期GMMAの外側を維持している
これらが揃っていれば、「転換ではなく、ただの調整」
つまり押し目・戻りの続きである可能性が高いです。
■ GMMAで見る“本物の転換”の最終シグナル
初心者がもっとも混乱するのがこの部分。
次の動きが出たら、ほぼ転換が本決まりです。
- 短期GMMA(赤)が長期GMMA(青)を完全に抜けて逆方向に安定する
- 長期GMMAが反対方向へ傾き始める
- 節目を明確に突破 → その後戻しても抜けた節目が“壁”になる
この3つが揃った場面では、トレンドはすでに終わり、
新しい方向へ市場が動き出しています。
■ まとめ|GMMAを使えば“転換の始まり”が見える
- 短期GMMAの鈍化 → 長期GMMAが横ばいは要注意
- 節目で止められる回数が増えると転換の兆候
- 長期GMMAが傾きを失えばトレンドは終わりに近い
- 短期が長期を逆方向に抜け、節目が反転したら転換確定
GMMAで「勢いの強弱」を掴めるようになると、
初心者が苦手とする“転換判断”が格段に上達します。
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