takashi_FX channel Written by Takashi Aoyama

「なんとなくエントリー」が続く人へ。抜け出すための3ステップ

FXトレーダーの考え方

「なんとなくエントリー」が続く人へ。抜け出すための3ステップ

「エントリーする時、なんとなく“良さそう”で入ってしまう…」
そんな悩み、思い当たる人は多いのではないでしょうか。

これは初心者が最初にぶつかる典型的な壁です。
そして、この“なんとなくエントリー”を放置してしまうと、いつまでも「勝ったり負けたり」の繰り返しから抜け出せません。

今回は、そんな状態から一歩抜け出すための、実践的な3ステップを解説していきます。


「なんとなくエントリー」は、勝てないサイン

FXはルールの世界です。
にもかかわらず、「上がりそう」「下がりそう」といった曖昧な判断で入ってしまう人は非常に多い。

なぜそれが悪いのかというと、再現性がないからです。

「上手くいった理由が分からない勝ち」と「改善点が見えない負け」では、どちらも経験値として積み上がらないのです。

そして時間とともに、「勝ち方が分からない」「何を根拠にすればいいのか分からない」という迷子状態になります。

この状況に心当たりがあるなら、今日から意識して「3ステップの習慣化」に取り組んでみてください。


ステップ①:エントリー根拠を「見える化」する

最初のステップは、「なぜ今ここで入ったのか」を言語化する習慣をつけることです。

たとえば、以下のように簡単にメモしてみましょう:

  • GMMAが収縮から拡散へ→上昇の勢いあり
  • 直近高値ブレイク+押し目サイン
  • 5分足が1時間足の流れと一致

ポイントは、「なんとなく」ではなく、具体的なチャートの要素に基づいて説明できるかどうか

これができれば、自分のトレードを客観視する第一歩になります。


ステップ②:「同じ形」を探して記録する

次にやるべきは、過去に自分が使った根拠と「同じ形」があったかを探す作業です。

TradingViewなどのチャートツールを使えば、過去検証は簡単です。
同じ根拠が機能していた場面を記録し、逆にダマシになったパターンも記録しておきましょう。

この「成功と失敗の比較」が、トレードの再現性を高める鍵になります。

つまり、「再現性のある勝ちパターン」こそが、“本物の根拠”となり、今後の武器になるのです。


ステップ③:「負けた時の改善点」を明確にする

最後のステップは、負けトレードの検証です。
勝ちよりも、実は負けのほうが学びが多いのがFX。

負けた時に自問してみてください:

  • 根拠は本当に一貫していたか?
  • 感情で押し切ったエントリーではなかったか?
  • 直前の環境認識にズレはなかったか?

このような視点で振り返ることで、“なんとなく”を一歩ずつ消していくことができます。

負けを「失敗」と捉えるのではなく、「改善点を見つける材料」として扱える人が、成長のスピードを上げていきます。


まとめ:エントリーは「再現できる根拠」から

勝てる人と勝てない人の差は、センスや運ではなく、再現性のあるルールを持っているかどうか

そのルールは、なんとなくの中から脱却することで初めて見つかります。

今日からの3ステップを、ぜひ取り入れてみてください。

  • ① 根拠の見える化
  • ② 過去チャートでの再確認
  • ③ 負けの振り返り

「なんとなくエントリー」に終止符を打ち、
自分の武器を持ったトレーダーへの一歩を踏み出しましょう。


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