takashi_FX channel Written by Takashi Aoyama

FX初心者が学ぶサポート・レジスタンスの基本|相場の“壁”を見極めよう

FXトレーダーの考え方

FX初心者が学ぶサポート・レジスタンスの基本|相場の“壁”を見極めよう

このシリーズでは、FX初心者が最初に身につけるべきチャート基礎の知識を解説しています。
第4回のテーマは「サポート・レジスタンス」です。
相場における「壁」のような存在であり、トレード判断に欠かせない重要なポイントです。


サポート・レジスタンスとは?

サポートとレジスタンスは、それぞれ価格が止まりやすい場所のことを指します。

  • サポート(支持線):下落してきた価格を支える「床」
  • レジスタンス(抵抗線):上昇してきた価格を押し戻す「天井」

たとえば、過去に何度も下げ止まった価格帯は「買い支えが入りやすい場所」として意識されやすくなります。
逆に、過去に何度も上げ止まった価格帯は「売り圧力が出やすい場所」と見られます。


なぜサポート・レジスタンスが大切なのか

FXは世界中の投資家が参加しているため、多くの人が注目している価格帯では注文が集中します。
その結果、チャートには「止まりやすい場所」「反発しやすい場所」が自然に生まれます。

初心者がサポレジを見逃すと、次のような失敗につながります。

  • 上昇トレンドだと思って飛び乗ったら、直上のレジスタンスで反転して損切り
  • 下落の勢いを見て売ったら、直下のサポートで跳ね返されて逆行

つまり、サポレジを意識することは、「無駄な負けを減らす」第一歩になります。


サポート・レジスタンスの探し方

初心者でも簡単に見つけられる方法は次の3つです。

  1. 過去の高値・安値:一度止められた場所は、次回も意識されやすい
  2. ヒゲが多く出ている価格帯:攻防が繰り返された場所は「壁」になりやすい
  3. 節目のキリ番:100円、150円などの大台は心理的に強く意識される

まずは「何度も止められている場所」をチャートに線を引いてみるだけで十分です。


初心者がやりがちな失敗と対策

  • 失敗1:サポレジを細かく引きすぎる →
    → 対策:意識されやすい「大きな流れの節目」から優先的に引く
  • 失敗2:1本の線にこだわる →
    → 対策:「ゾーン(幅)」で捉えると実戦的
  • 失敗3:短期足だけに集中する →
    → 対策:必ず上位足(日足や4時間足)のラインを優先する

サポレジを使った実践的な活用法

単に「線を引く」だけではなく、トレードにどう活かすかが重要です。

  • サポート付近で反発したら「押し目買い」候補
  • レジスタンス付近で反落したら「戻り売り」候補
  • 強いトレンド中にサポレジを抜けたら「ブレイク」狙い

ただし、「一度抜けたら必ず反発する」わけではないので、他の根拠(トレンド方向・インジケーター)と組み合わせることが大切です。


まとめ|サポレジを意識するだけで負けは減る

  • サポート=床、レジスタンス=天井として相場の壁を意識する
  • 過去に意識された価格帯は今後も注目されやすい
  • ゾーンで捉え、上位足を優先することで精度が上がる

FX初心者にとって、サポート・レジスタンスを正しく見極めることは勝ち組への入り口です。
まずは週末などに過去チャートへラインを引き、値動きと照らし合わせる練習から始めてみましょう。




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