takashi_FX channel Written by Takashi Aoyama

FX初心者が身につけるべきトレンドフォローの入り方|“流れに乗る”エントリーの基本

プチテクニック集

FX初心者が身につけるべきトレンドフォローの入り方|“流れに乗る”エントリーの基本

このシリーズでは、FX初心者が一歩ずつ「勝てる分析力」を身につけるための基礎を解説しています。
第11回はトレンドフォローの入り方
これは、どんな相場でも通用する王道の考え方であり、最も再現性が高いエントリー手法です。


トレンドフォローとは?

トレンドフォローとは、すでに動いている流れに乗るという発想です。
相場は「上がり続ける」「下がり続ける」時間帯があり、その流れに逆らわずに入ることで、勝率とリスクリワードを安定させます。

多くの初心者が失敗するのは、「安値で買いたい」「高値で売りたい」と逆張りを狙うから。
しかし、流れの方向を見極めて“押し目買い・戻り売り”を狙うだけで、トレードは一気に安定します。


トレンドフォローがうまくいく3つの理由

  1. 市場心理に逆らわない:多くの参加者が同じ方向で取引しているため、伸びやすい。
  2. 損切りを置きやすい:「トレンドが崩れるライン」が明確なので、リスクを限定できる。
  3. 再現性が高い:同じパターンが何度も現れるので、検証と改善がしやすい。

トレンドフォローは「正確に当てる」よりも、「大きく逆らわない」ことに価値があります。


トレンドフォローの基本構成

トレンドフォローは次の3ステップで考えます。

  1. 流れを確認する(上位足)
  2. 押し目/戻り目を探す(中位足)
  3. タイミングを取る(下位足)

たとえば、4時間足で上昇トレンドなら、1時間足で押し目を待ち、15分足でエントリーサインを確認する。
この「時間足の連携」を意識することで、無駄な逆張りを減らせます。


① GMMAでトレンドの方向を確認

GMMAの束を使えば、トレンドの方向と強さを一目で判断できます。

  • 上昇トレンド:短期線(青系)が長期線(赤系)の上にあり、きれいに開いている
  • 下降トレンド:短期線が長期線の下で開いている
  • 転換期:短期線と長期線が絡み合って横ばい

エントリーするのは「束が開き始めた直後」。
このタイミングが、最も勢いに乗りやすく、かつリスクも小さいポイントです。


② 押し目・戻り目のゾーンを特定する

トレンドフォローの狙い所は、上昇なら押し目買い、下降なら戻り売りです。
ここでは、GMMAとサポート・レジスタンスラインを組み合わせて使います。

例(上昇トレンドの場合):

  • 価格が短期GMMAにタッチして反発
  • 水平サポートラインで下げ止まり
  • 15分足で陽線ピンバーや包み足が出現

この3つが重なったときが「押し目買い」の絶好ポイントです。
トレンドフォローは“待つ”ことが重要。焦らず、形が揃うまで静観する姿勢が勝率を上げます。


③ エントリーと損切りの実践ルール

トレンドフォローは「流れに乗る→崩れたら即撤退」が鉄則です。

  • エントリー:15分足でGMMAが再び開いた瞬間
  • 損切り:直近の押し安値/戻り高値の少し外側
  • 利確:次の節目価格 or GMMAが再び縮まり始めたタイミング

このルールを固定化すると、感情に左右されず「根拠に基づくトレード」ができるようになります。


④ 初心者がやりがちな失敗と対策

  • 早すぎるエントリー:トレンド確認前に飛び乗る → 上位足で方向を確認
  • 利確が早すぎる:数pipsで手放す → 次の高値・安値を目安に我慢
  • 損切りが遅い:根拠が崩れても祈ってしまう → 「否定条件」到達で機械的に撤退

トレンドフォローは「入る勇気」より「待つ忍耐」が重要です。
完璧な形が揃うまで待てる人ほど、トレードの精度が安定します。


練習方法|GMMAを使ったトレンド追跡トレーニング

過去チャートで、GMMAの束が開いたタイミングを探しましょう。
その前後の押し目・戻り目を観察して、「どんな形のときにうまくいったか」を記録します。

  1. 4時間足でトレンドの方向を確認
  2. 1時間足で押し目・戻り目を特定
  3. 15分足でエントリーサインを確認

この3階層の流れを練習するだけで、実戦でも「今どこを見ているか」が明確になります。


まとめ|トレンドに素直に乗る勇気を持とう

  • トレンドフォロー=流れに逆らわず乗る王道手法
  • GMMAとサポレジを使い「押し目/戻り目」を狙う
  • 上位足→中位足→下位足の流れで根拠を揃える
  • 焦らず、形が揃うまで待つのが勝ち続けるコツ

トレンドフォローは「簡単そうで奥が深い」手法です。
しかし、再現性が高く、学びの軸として一番最初に習得すべき戦い方でもあります。




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