takashi_FX channel Written by Takashi Aoyama

【FX 勉強会】MACDで横軸を意識する

インジケーター編

 

 

インジケーターを使ってエントリー根拠を作っていこう!
前回はストキャスティクスの特集をしました。

takashi FX channelで使用してるインジケーターはGMMA、ストキャスティクス、MACDです。
どうしてこの3種類なのかと言うと、これらはお互いの苦手分野を補いながら相場の状態を適切に表示してくれるからです。

MACDとは何か、設定の仕方などを知りたい方は勝てないのは『インジケーター』を理解していないからかも?【基礎編】をご覧ください。
インジケーターとは何か?からMACDの設定の仕方など丁寧に説明してます。

横軸、意識してますか?

縦(たて)軸は意識してる方は多いですね。
ただ、FXで勝ち続けるには横(よこ)軸の考え方は必須です。

逆に言えば、横(よこ)軸の考え方ができないとこの先FXを継続していくのは難しいと思います。
そのくらい横軸は大切です。

縦(たて)軸が値幅を指すのに対して、横(よこ)軸は時間の経過を意味します。

大きく動いたあとは…

こんな経験ありませんか?
『大きく下落したからまだ下落すると思って少し戻したところでショートエントリーしたらその場でかなり長い時間揉み合った』

これは先ほどいった横軸が働いたのです。
つまり、一気に縦軸(値幅)の動きをしてしまったので、横軸(時間幅)を消化するためにしばらく時間調整という名の揉み合いをしたということです。

MACDを利用する

ではどうやって横軸を考えるかをMACDでわかりやすく見ていきましょう。

下の図をご覧ください。

ドル円15分足を表示させてます。
青の縦ライン2本の間の動きに注目です。

前回の投稿でストキャスティクスの勉強をしましたが、ストキャスティクスが安値圏からゴールデンクロスすれば、そこからの逆張り(上昇)エントリーのサインを示すというものでした。
ただし、今回は安値圏には入ったものの、底辺にしばらく張り付いてますよね。
そしてその間、チャートはジリジリと下落を続けてます。

こういう動きを前もって想定できると「ストキャスティクスが安値圏に入ってもまだしばらく下落が続くかも…?」
と考えられ、ロングエントリーを待つことができます。

この考え方をMACDを見て気づけるようになりましょう。
MACDの設定で下落のヒストグラムは「濃いグレー」「薄いグレー」の2種類にしてます。(色は自由に選べます)
濃いグレーは下落の勢いが強い時に表示されます。

単純にストキャスティクスだけを見てると黄色丸でロングエントリーしそうなポイントですが、ここでちょっと冷静に。

MACDを見ると濃いグレーです。
『一旦上昇するかもしれないけど、全戻しもしくは上値が重い展開になるんじゃないか…』と想像ができるわけです。

もちろんその直前に強い下落をしてるのでその続きで下落するだろうという想像もつきますが、MACDはそれを視覚的に表してくれます。
僕が使ってるインジケーターの中でMACDは一番地味で使い勝手が悪いように感じますが、実はそうではなくて、他のインジケーターのサポートをしてくれるものなんです。

MACD単体で使うことは一部の現象を除いてあまりありません。
ただし、ヒストグラムを見てるだけでどのくらいの時期から反発に入っていくのかが明確に分かりますよね。
今回の場合はその後横ばいからの再下落になってますが、MACDの下落モメンタムが減少すると反発上昇につながることが多いです。

これで反転のタイミングが計れますね。
つまり、反転上昇を狙っていたとしてもそのタイミングが『今』なのか、『まだ先』なのかという事がわかるだけでもエントリーに対するストレスがなくなります。

こういった感じでMACDを補助要素として利用すると他のインジケーターがより生きてきますので、試してみてくださいね。

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