【初心者が最初に乗り越えるべき6つの壁】第1回:ラッキースタートが地獄の入り口に
【初心者が最初に乗り越えるべき6つの壁】第1回:ラッキースタートが地獄の入り口に
「最初のトレードで勝てたんです」
これはFX初心者の方からよく聞くセリフです。
でも、実はこれが落とし穴だったりします。
最初にうまくいってしまうと、
「自分はセンスあるかも」「このやり方で大丈夫」
という過信が芽生えてしまうのです。
この「運で勝てた初期の成功体験」は、
のちのち大きな損失や失敗を引き起こす“引き金”になることが少なくありません。
■ 再現性のない勝ちは、学びを奪う
運が良ければ、最初の数回は勝てることもある。
しかし大切なのは、「なぜ勝てたのか?」を自分で説明できるかです。
トレードは確率と検証の世界。
「この条件のときは勝ちやすい」といった“根拠”を持っている人ほど、安定的に勝てます。
逆に、「雰囲気でエントリーして勝った」という体験を繰り返していると、
その“勝ちパターン”を再現できないため、自分の成長を妨げてしまうのです。
■ 最初の成功体験がもたらす「悪い癖」
たとえば──
- ロットを急に上げてしまう
- 毎日無理にトレードを繰り返す
- 「あの時も勝てたから」と根拠のないエントリー
こうした行動は、ほとんどの場合“負け”につながります。
最初に小さく負けていた方が、
「なぜ負けたんだろう?」と考える癖がつくぶん、むしろ学びにはなるのです。
■ 「ラッキーな勝ち」より「納得の負け」
勝てたことが悪いわけではありません。
しかしその勝ちに意味があったかどうかが重要です。
・なぜその場面でエントリーしたのか?
・どんな根拠があったのか?
・同じ場面が来たとき、また勝てるか?
これらを自分で説明できるなら、その勝ちは「意味のある勝ち」です。
一方、
「なんとなくエントリーしたけど勝てた」
「よくわからないけどチャートが上がった」
というものは、いずれ再現できずに崩れます。
■ 正しいスタートを切るための3つのポイント
① 少額・低ロットで始める
大きな金額を動かすと、メンタルが崩れやすくなります。
慣れるまでは小さな資金で十分です。
② 自分なりのルールを持ち、検証・記録する
トレードノートに「なぜエントリーしたのか」「結果はどうだったか」を記録する習慣を持ちましょう。
自分のトレードの“型”を言語化することが上達の近道です。
③ 再現性のある手法を学ぶ
運ではなく、再現できるルールやパターンをもとにトレードすること。
takashi FX channelでは、そうした手法を体系的にまとめています。
■ まとめ
- ラッキーなスタートは、過信と油断を生む
- “勝った理由”を言語化できないと再現性がない
- 「負けを学びに変える力」が本当のスタート地点
──ラッキーで勝つよりも、「自分で納得できる負け」を経験した方が成長につながります。
このシリーズでは、そうした本質的な学びを1ステップずつお届けしていきます。
次回のテーマもぜひご期待ください。
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